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新品太陽の塔

[著編者 ・出版社]
著:森見登美彦  
出版社:(株) 新潮社

発売日:2006年06月
ISBN:9784101290515
管理コード:4101290512

商品レビュー

[要旨]
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

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4.5/5

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  1. 1363.溢れ出す非モテ男の純情レビュー

    by necessary2

    評価  投稿日:2009/06/23

    necessary2

    自意識過剰で自分を余人と違うと信じて疑わない主人公が明治の文豪を思わせる文体で男汁溢れる大学生活を語る。

    主人公の私は自分を振った水尾さんのあとを尾ける最中にも「これをストカーなどという卑劣な行為と一緒にしないで欲しい」と延々喋り続ける。自分のような優れた人間を袖にする彼女に純粋な好奇心を覚えた、と、そのような言い訳を並べるがやってることはやはりストーカー。

    しかしラスト数ページ。それまで作り続けてきた主人公の自意識過剰で世の中を斜に見る構えた奴という人間像が一気にひっくり返る。格好付けた大仰な言い回しも、捻くれた態度も全ては「水尾さんを今でも好きな自分」を認めたくなくて逃げてるだけだった。

    えぇじゃないかの大合唱が行われる中、他の男と歩いてる水尾さんを見て「やっぱり俺は今でも好きなんだ。えぇことなんかないんだよ」と気づき心の叫びを上げる私。不覚にも感動しそうになってしまった。

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    4人)

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