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新品ぼくは怖くない

[著編者 ・出版社]
著:ニコロ・アンマニーティ  訳:荒瀬ゆみこ  
出版社:(株) 早川書房

発売日:2002年12月
ISBN:9784151200243
管理コード:415120024X
頁・サイズ:313P 16cm

商品レビュー

[要旨]
その夏、ぼくは廃屋の裏で隠し穴を見つけた。中には鎖に繋がれた男の子が!彼は誰?なぜここに?痩せ細った姿に同情し、食物を差し入れし始めたぼくを彼は天使だと言う。同じ頃、大好きなパパが出稼ぎから帰ってきた。以来、怪しい男たちが家に出入りするようになる。ある日、ふと目にしたニュースで、ぼくは自分の身辺で進行する恐ろしい犯罪に気づくが…少年ミケーレの友情と葛藤を描くヴィアレッジョ賞受賞作。

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  1. 1478.夏は少年を成長させるレビュー

    by necessary2

    評価  投稿日:2009/07/08

    necessary2

    あらすじだけ読むとミステリっぽい話に聞こえますが、これ割と少年が何者であるかとか、どうして彼が監禁されてるのかとかいう謎の部分はどうでもよくて、けっこう作りは雑というか力入ってない感じがします。ミステリとして読むと弱いし、そもそも間違いなんじゃなかろうかと。

    本当に大事なのは無自覚なまま大人たちの計画に巻き込まれたミケーレが行ったり来たりしながら成長し、怖れを克服してフィリッポのために立ち上がろうと決心する部分。前半のミケーレは臆病な子供です。いろんなものに怯えている。そんな彼が最後にはフィリッポを「怖がることなんか、なにもないからね」と励ましてやる。300ページ使って本当に作者が書きたかったのはこっちだろう。大人たちのフィリッポを巡る計画――中盤まではミステリと読むこともできる部分は砂糖やミルクで、肝心のコーヒーはミケーレの成長。

    あと裏テーマとしてあるのはイタリアの北部と南部に広がる経済格差。工業化に成功し華々しく富を築いた北部に比べ、南部は貧しく失業率も高い。作中ミケーレの父親も何度か「この村を出て北部へ行こう」と口にします。

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